中1の子供にスマホは必要か?

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基本スタンスは子供のスマホ所有には反対

※2017/06/09追記有り

早いもので私の長女ももう中学生です。
「ためになったね〜、ためになったよ〜」のあの人ではありません。

入学式も終わり中学校生活が始まった頃、娘はこう言ってきました「スマホが欲しい」と。

そうなるとは思っていたので予想の範疇でした。

で、これは以前から言っていたのですが、私の基本スタンスは子供にスマホは早すぎるです。

理由としては以下です。

・犯罪に巻き込まれる可能性の増加 出会い系、ワンクリック詐欺、架空請求詐欺など
・スマホ特有の人間関係トラブル  LINEいじめの恐ろしい実態
・学力の低下  一定時間数以上のスマホ利用で著しく学力が低下する事実
・一生を台無しにする可能性  最近もよく目にし耳にするSNS関係の問題

このような理由から子供のスマホ所有に関して否定的でした。

これらの理由は妻にも子供にも以前から話をして、一応理解はしてもらえていました。

娘の主張を聞いてみました

私自身の考え方が正しいのか正しくないのかは解りません。
時代に追いついていないロートルの考え方なのかもしれませんし、過保護なだけなのかもしれませんし、まさに正しい判断だったのかもしれません。
本当にそれは解りません。
かと言って自分の意見のみで相手の意見を聞かないとなると、それは単なるエゴです。
相手には相手の言い分もあり、それがたとえ親子関係であったとしても、一方的に相手の意見を封殺してしまうのは良くないと考えています。
仮に反対するにしても、なぜ相手はその要求をしたかの根拠や背景を知るべきです。

そこで娘に聞きました。
なぜスマホが欲しいのか?と。

娘に主張は以下です。

・クラスのみんなが持っている 娘曰く、クラスの女子の99.8%が持ってるとのこと。大げさです。
・LINEが使えないと仲間はずれ クラスでは、LINEでの話題の延長線にある話題が継続して行われ、前提にあるLINEでの話題が解らないと話には入れないとのこと。
・学校外でのやり取りはLINEがメイン 学校外での連絡手段として、電話よりもLINEが当たり前の様子。
・ゲームもしたい 私もファミコンしたかったからまあ解る

どれも根拠となるものが希薄化つ大げさだったりしますが、その背景には無視できない要素もあります。

一つ一つ検証して見ましょう。

クラスのみんなが持っている

まず娘の言う99.8%というのは大げさすぎます。
娘と、別のもう一人の女子しか持っていない人はいないとの情報です。
だとしたら数字としても1クラスが35人くらいしかいません。
仮に男子全員が持っていると仮定しても、2人持っていないのならば所有率は約94.3%です。
99.8%にはなり得ません。
女子がクラスの半分、多めで18人としても、女子の約89%ですから、99.8%あり得ないです。
なんで99.9%じゃなくて99.8%なのかは謎です。

まあ、そんな事を突っ込んでもバカですね(笑

では実態としてはどれくらいの人数がスマホを所有しているのでしょう。

MMD研究所というところで、中学生のスマートフォンに対する調査結果がありました。

この調査によると、中学生のスマホ所有率は40.9%とのこと。
2015年と比較しても、確実にその所有率は伸びているようです。
しかし注目すべきは携帯もスマホも持っていない人です。
持っていない人が42.9%という結果ですから、携帯電話ではなく、スマホを持っているか持っていないかで問えば、確実に持っていない方がマジョリティです。
しかし見方を変えれば、携帯電話やスマホなどのモバイルなどの連絡手段を持っている子供は、57.1%だと言えます。

ここには、子供の安全対策などで必要だと考えるが、スマホまでは必要ないと考えている親が一定数いるということですね。
私も子供のセキュリティにおいてはあった方が良いと思うので、この枠組みです。
子供がもっと小さい時から、子供用の防犯ブザー付きの小さなGPS携帯を持たせているので、上の2016年の調査結果の中では5.1%の部分に入っていることになります。

さて、この現状を踏まえて娘の言っていることが大げさであることは解りますし、解っていました。
私も子供のころ、親にファミコンを買ってもらうのに「クラスのみんなが持っている!」と主張していました。
実際問題としてクラスのほとんどがファミコンは持っていましたが、持っていない子供も数名いたというところ。
買ってもらいたくて大げさに言うのは当然ですね。

さあ、中学生と言っても1年生から3年生まであります。

では、世の中の親は何歳くらいからスマホを持たせているのでしょうか。

ダントツで中学1年生からという家庭が多いようです。
やはり入学を機になどの節目的な目安として中学校入学というのは解りやすい目安なのかもしれません。

一方で親はどれくらいの時期から持たせたいと考えているかでは、高校生からという意見が半数近くを占めているようです。
次いでが中学生からという結果です。

これらから、親としては高校生から持たせたいが、実態としては中学生から持たせている家庭が多いということが言えます。
親は高校生から持たせたいけど、子供が中学生から持ちたいと主張するという背景がなんとなく見えてきます。
世の中の親の約30%の考えと、子供の考えでは3年ほどのギャップがあるようです。

実態として多くの家庭で中学生から持たせているというのですから、子供の言う「クラスみんなが持っている」というのもあながちウソだとは言えません

LINEが使えないと仲間はずれ

はてさて、これはどうなんでしょう?

色々と娘に聴き込んでみると、「あいつLINE無いから仲間はずれにしようぜ〜」といった類のもでは無いようです

結果的に仲間はずれのような状況になるということです。

どういう事かと言うと

例えば、朝教室に登校しました。
友達が何やら談笑しています。
娘:「おはよ〜、何の話してるの?」
友達A:「昨日の○○の件の話で、××の返信がちょ〜面白かったじゃん?その事」
娘:「ん?○○ってなに?」
友達B:「え〜、昨日LINEで話してたじゃ〜ん」
友達C:「あ、そっか、娘ちゃんはスマホ持ってないからね〜、後で説明するよ」
娘:「う、うん」(疎外感)

といったことのようです。
じゃあこの後どんな話題だったかを聞けば良いという合理的な決断もありますが、既にコミュニティの中で既知となっている話題をいちいちそれまでのプロセスまで再度説明をさせるというのはどうなんでしょう?
正直言って教える方はめんどくさいですよね。
確実に白けます。

そうなると、LINE上での話題の続きには、LINEをやっていない人は入り辛いという状況が生まれ、その話題の時には疎外感を感じ、結果的に仲間はずれになっているような状況になるわけです。

これも解らないわけではありません。
さみしい思いをさせていたんだと思います。
じゃあスマホ持っていない子と仲良くすれば良いじゃんなんて言う人もいますが、そんなことで友達選びに一方的にフィルターをかけたく無いですよね。
娘が仲良くしたい子と仲良くさせたいです。
荒れている子など、明らかに反社会的な思想を持った子が対象であれば考えものですが、そうでない部分で変なフィルターを押し付けたくは無いですね。

他にもクラス内での重要な連絡事項がLINEで回ってきたりします。
どういうことかというと、学級会で何かを決めたとします、それに変更があった時に、LINEでその情報が流れてきたり。
例えば、明日のクラスのお楽しみ会の各自飲み物を持ってくるか来ないかを決める場合、学級委員が先生に確認しておくということで学級会は終了。
確認の後に、LINEでその結果が回ってくるなどです。

とにかく、仲間はずれにされるんではなく、結果的に仲間はずれ的な状況に置かれる可能性があると言うことです。

学校外でのやり取りはLINEがメイン

昭和50年代初期生まれの私としては、学校外での友達への連絡手段は家の固定電話いわゆる「家電」でした。
放課後帰宅して、友達の家に「もしもし、○○ですが××くんいますか?宿題のプリントを学校に忘れたので見せて欲しいんですけど」って感じで電話したものです。

ところが今のご時世は異なり、LINEがメインです。

娘の実体験として、塾のクラスの女子で休日にどこかに遊びに行こうというプランがあったそうです。
塾クラスなので学校は様々です。
その塾のクラスグループのLINEでやり取りしていたので、当然娘はそのプランを知りませんでした。
クラスの他の子達は、娘もスマホを持っていて当然そのプランのことを知っていると思っていたようです。
もちろん当日娘はプランを知りませんから、行けませんでした。
後から他の子達に謝られたそうで、その場は笑顔で「気にしてないよ〜」とは言ったものの、帰宅後に1人枕を涙で濡らしていたようです。
あの時の暗い表情と、部屋からしばらく出てこなかったのにはこういう背景があったのかと、後から気づかされました。

学校では話しきれなかったこと、塾などのクラスでは学校が異なるのでコミュニケーションを取るのに実際に会う以外の別な手段がある方が便利なこと、電話するよりも簡単に問題が解決できること。
これらの理由から、放課後の友達同士の連絡手段として確かにLINEは最適なツールです。

これは自分たちが子供の頃はそんなもの使わなくてもコミュニケーションが取れていたし、大丈夫だったから今も必要ないという意見は間違いでしょう。

単にそれは、その時にそういう技術とツールが無かっただけの話です。

今はそういう技術とツールがあって、それを多くの人が使っているんです。

私も最初は「俺らの頃は〜」みたいなことを言っていたのですが、それがあまりにも横暴な理論であることをすっかり考えていませんでした。

この放課後の連絡手段も頭から否定することはできないと思います。

ゲームもしたい

こればかりは「ふざけんな」と言ってやりました。

我が家では子供のゲーム時間にルールがあり、やった勉強分に応じてゲームができる時間が貯まります。

他の兄弟も同じ条件で、ゲーム(DSやWiiなど)をしたければ勉強をするわけです。

スマホでまでゲームをしだしてはその管理は煩雑になり、他のアプリを弄っているのかゲームアプリをいじっているのかの判別も難しいです。
したがってこれは「どうでも良い理由」として受け止め、スマホが欲しいという理由のポイント加算には貢献しない要素となりました。

結局はLINEじゃないの?

さて、ここまで見てみればよく解りますが、結局はLINEがしたいだけじゃないかということです。

調査結果でもそうです。

だったら話は簡単で、パソコンでLINEを使えば良いじゃんという結論になります。

本当にその通りなんです。

パソコンでLINEのアプリをダウンロードし、家のパソコンでLINEでやり取りすれば問題解決じゃね?と思うわけですよ。
実際に私も仕事でLINEを使いますが、外出時以外はパソコンでのやり取りです。

この意見を子供にぶつけると「そうなんだけど、違うんだよ〜」というジレンマに苦悩する顔を見せてくれます。

そう、私はまだ本質にたどり着いていなかったんです。

本質は違っていました。

子供がスマホを欲しがる大事な要素

  • スマホでLINEがしたい
  • スマホを持っているという所有欲が満たされる
  • 少し背伸びして大人になりたい

結局突き詰めたらこんだけの話でした。

単純にLINEがしたいんじゃないんです。

スマホでLINEがしたいんです。

そして、スマホを持っているという事自体が欲しいステータスなんです。
言い換えれば多くの友達と仲良くするために最低限欲しいステータスなんです。
昔のゲームのウィザードリィで、戦士になるためには力のステータスが12必要でしたが、それと同じような感じなのかもしれません。

なぜスマホを持っていることがステータスなのかというと、ちょっと大人の仲間入りした気分になるからでしょう。

子供が中学校に上がる際に、私は親として「もう中学生、されどまだ中学生」という複雑な感情を抱きました。
小学生の時みたいに完全な子供扱いをする年齢じゃないよな、電車賃も大人料金になるし、思春期になるわけだから、これまでともっと違う感覚で付き合っていかなきゃと。

子供の方も一緒で、彼ら彼女らは、「まだ中学生」という気持ちはなく、「もう中学生」という意識が強くあります。

大人たちは「もう中学生なんだから」と言って彼ら彼女らにそれなりに大人な態度や対応を求めます。
それにさらされる子供達も「もう中学生」という気持ちを持って当然でしょう。

今の子供たちは、それを実感するための一つとしてスマホを持つということがあるんです。

その大人としての一つの象徴としてのスマホ、そしてその利便性が融合し、もはや中学生の中でもスマホを持つということが当然になってきているのだと思います。

いずれにせよ、ただ単にLINEがしたのではなく、スマホでやることに意義があるのでしょう。

子供にスマホを持たせることによるデメリットを考える

子供がスマホを持ちたい理由や、その背景にあるものはなんとなく理解できました。

しかしそうは言ってもデメリットは確実に存在します。

私自身も冒頭で

  • 犯罪に巻き込まれる可能性の増加
  • スマホ特有の人間関係トラブル
  • 学力の低下
  • 一生を台無しにする可能性

これらを挙げました。

これも一つ一つ見ていきます。

犯罪に巻き込まれる可能性の増加

出会い系やワンクリック詐欺などなどの幅広いものですね。

これには迷惑メールや広告なども全部含みます。

インターネットに繋がるというだけで、とにかく変な犯罪に巻き込まれる可能性が一気にな高くなります。
子供を犯罪から守るためにも、そういった情報が入る媒体自体を遮断したいと考えるのは当然でしょう。

大学生などになっていても、アダルトサイトの架空請求詐欺に引っかかる人がたくさんおり、相手先に電話しちゃっただの、個人情報教えてしまっただのって慌てふためいているんです。
さらに世間知らずの中学生なんかは以ての外です。

スマホ特有の人間関係トラブル

LINEいじめなどがそうですね。

既読無視だとか未読スルーだとかいう言葉があったり、スタンプ選択の趣味の問題だったり。
そこから実際のトラブルやいじめに発展します。

他のSNSでも同様であり、これらの問題の困ったところは、親や教師の目の届きにくい場所で進展していくことです。

もはや社会問題として存在しますから、あえてその中に飛び込ませるというのは控えたいですね。

しかし注意しなきゃいけないのは、LINEを使ってなければLINEいじめに遭わないというわけじゃないということです。

別の項目で、「結果的に」仲間はずれになることがあると言いましたが、意図的に仲間はずれにするケースもあるということです。
LINEが無いことでハブられて、自分の知らないLINEの中で悪口を言われて、結束されて虐められたりもあるわけです。

もはやスマホを持っていても持っていなくても巻き込まれることがあるってわけですね。

他にも自分になりすました人が暴言吐きまくったり、いきなり見ず知らずの人から卑猥なメッセージや暴言メッセージが届いたり。

判断力も知識も経験も足りない中学生には酷な世界だと思います。

学力の低下

これは単純に「スマホを持つことで勉強がおろそかになる」ということではありません

もちろんそれもありますが、それだけの話では無いということです。

脳科学的に前頭葉の活力低下が引き起こされている可能性が高いということ

テレビ見たりゲームしたりしてもそうなんですが、前頭葉の活力低下が起こります。
それにより、ゲームの後やテレビ視聴後に勉強しても、前頭葉の活力が低下しているので理解力が落ちるというメカニズムです。

これが普段から持ち歩いてちょくちょく見るスマホならば尚更顕著にその結果が出ます。

これらのことは、仙台市教育委員会と東北大学による「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」により発表されました。

研究によると、1日4時間スマホをいじって2時間勉強した子と、スマホを全くいじらないで勉強もほとんどしていない子では、後者の方が成績が良かったとのこと。

「そういう例もあるよね」で片付けることもできますが、非常にきになる研究結果です。

ただし、スマホの利用時間が1日につき30分未満の子供の成績は逆に「少し良い」という結果もあります。
しかし1時間を過ぎるにつれて成績は反比例して落ちていきます。

やはりスマホが成績に与える影響は決して良く無いということでしょう。

成績が全てだとは思いませんが、学生という立場である以上、それを評価する大事な要素として学習成績は揺るぎません。

学生として最も大事な成績が落ちるようであれば害悪以外の何物でも無いでしょう。

一生を台無しにする可能性

昨今ニュースでも取り沙汰されていることです。

主にTwitterなどで自分の犯罪などを暴露して退学や逮捕、いたずら行為を晒すことによって多額の損害賠償を請求されたりなどなどです。

私が学生時代にSNSが無くて本当に良かったと思います

なんとなくですが、私だったら取り返しのつかないことになっていた可能性を否定できません。

法知識の無さ、モラルやマナーが足りていないなどなど学生はそれらを含めてまだまだ未熟です。

年齢が下がれば下がるほど未熟です。

そんな彼らが意識してようとしていまいと、インターネットという手段で世界に情報を発信できるツールを持つことは恐ろしいです。

最も恐ろしいことは、一度発信してしまった情報は、自分の手を離れてコントロールできないということ

発信した情報がマズかったと思って消そうと思っても、その情報は一人歩きしていき、ウェブという世界に半永久的に残ってしまいます。

進学の際、就職の際、かつては若気の至りとして忘れ去ることができたことも、一度ウェブに載ってしまうと一生消え図に付いて回ります。
これまでも未成年での飲酒を誇らしげにTwitterにあげて退学処分になったりした大学生、万引き自慢をやはりTwitterにあげて処分を受けた高校生、就職活動中にFacebookに受けた企業の悪口を書いて内定取り消しになった大学生、枚挙に暇がありません。

企業の採用担当者も応募者の名前をウェブで検索したりします。
そこで過去の過ちが盛大に掲載されていては、本来だったら受かる就職試験も受からなくなります。

そのリスクが常に付き纏うことになるんです。

これは恐怖ですよ。

因果応報なのかもしれませんが、誰しも未熟な時代には過ちは犯すものです。
些細な過ちすら社会から忘れられることはなくなるかもしれないんです。

学校側もスマホ所有にはかなり否定的

中学校の校長とお話をする機会があったので、率直にスマホに対する意見を聞きました。

校長曰く

個人的には絶対に反対です。

生徒がスマホを持つようになってから、学力の低下だけじゃなくいじめの問題も多様化して手に負えなくなりつつあります。

かと言って所有自体を禁止にしようにも、家庭の事情で共働きなどのご家庭では親子の連絡手段としても機能しているので、所有自体を禁止にすることもできません。

しかし多くの生徒を見てきた者として言えるのは、絶対に自分の子供には持たせたく無いです。

とのことです。

まあ校長先生は私よりも年配で、デジタルデバイスに対する抵抗感もあるご年齢なために、余計に否定的であるという側面もあるでしょう。
しかし近年まで教育委員会でお仕事をされてきたとのことですから、様々な実態に触れてきたという事実も忘れてはいけません。

教育上はマイナスの要素を多く孕むということはしっかりと捉えなければいけない問題ですね。

結局スマホは持たせたのか持たせなかったのか

結論としては娘にスマホを持たせました

未だに否定的な立場であることは変わりませんが、持たせたのには当然理由があります。

スマホを持たせることによりメリットも当然あり、デメリットを改善、あるいは防止する方策さえあれば悪いことは無く、メリットが上回れば持っても良いと判断したからです。

では具体的にどのような理由と対策かを書いていかいきます。

娘の行動や安全を把握できるから

まずGPS機能により、現在どこにいるかが把握できます。

「友達と遊びに行ってくる〜」と出て行ってからは、どこで何をしているかの把握は難しいです。

しかし、GPS付きのスマホであればその場所の検索と特定はかなり容易です。

小学生の頃からはauのマモリーノという端末を持たせており、位置確認はこれで可能だったのですが、これを利用するには「安心ナビ」にアクセス、ログインして対象端末をサーチできるのですが、ちょっと煩雑なのと精度が低いことが気になっていました。

マモリーノでも大きな問題はないのですが、スマホでもこれが可能なので、子供がどこにいるかをより簡単に把握することができます。

特に中学生にもなると塾の時間も遅くなり、暗い夜道を自転車で帰ってくることになります。

やはり女の子なので心配ですが、簡便に場所を確認できるので、この安心感は大事です。

子供のLINE上でのやり取りが確認できるから

娘の同意を得た上でですが、妻のパソコンにLINEアプリをインストールし、娘のLINEのIDでログインし、娘のLINE上でのやり取りを確認できるようにしました。

そもそも親に見られたくないような内容をやり取りするのであればスマホは持たせないので、親に見られても良い内容以外はLINEでやり取りすべきじゃないです。

思春期ですから、親に知られたくないこともあるでしょう。
だったらそれは従来通り、実際に友達と会って話したり、もっとアナログな方法でやり取りすれば良いんです。

LINE内で虐められることや、逆に虐めることを監視するのは保護者として当然でしょう。

知らない間にやられるのが最も怖いんです。

むしろLINEでのやり取りを知ることができるというのはアドバンテージだと考えました。

自分の子がどういう子と友達なのかを把握できます。

これにより「スマホ特有の人間関係のトラブル」を未然に防止、あるいは早期発見できます

外出時の連絡手段としては優秀だから

マモリーノを使っていた時にはメールでの連絡が主でしたが、マモリーノの性質上メールは極めて打ちにくいです。
したがってどうしてもメールを打つのが億劫になるようで、頻繁な連絡が難しかったです。

一方でスマホであればその入力はマモリーノよりも簡便ですから、何か些細なこともちゃんと親に許可のメッセージを送ってきてくれます。

ネットリテラシー教育には良いタイミングかも

スマホにまつわる様々なトラブルや事故というのは、ネットリテラシーが足りないからこそ起こることが多いです。

子供が高校生にもなればスマホはまず必須になることでしょう。

そして子供は年齢が上がっていくにつれて、親の言うことを聞かなくなってきます。

高校生にもなった頃に、素直に親のネットリテラシー教育を受け入れてくれるかという話です。

だったらまだ幼いうちにネットリテラシーというものを教え、実践させることによって、それが当然であるというレベルまで身についてくれればと考えます

そういった教育なしでスマホを自由に使わせるのはかなり怖いです。

トラブルや事故は、子供だけの責任ではなく、そういった教育をしてこなかった親の責任も大きいでしょう。

IDやパスワードは親と共有

デジタルツールは様々な情報を記録しています。
それは閲覧履歴なども同様ですし、IDやパスワードのクッキー情報も然りです。
子供のIT知識が私のそれを上回らない限りは確実にどのサービスを利用してどういうことをしているかを確認できます。

それ以前に、何かサービスを利用する場合は、そのIDとパスワードを共有するという約束事を作りましたので、まずは子供が自主的に申告してくれることを信じます。

これは親子の信頼関係を試すことになり、少々ドキドキしますが、私は娘を信じます。

強力なフィルターを用意してネット閲覧を規制

ウェブブラウザに年齢相応のフィルターをかければ有害な広告やサイトを排除できます。

意図せずともクリックしてしまうように仕向けてくるのがワンクリック詐欺などの常套手段です。

これは娘を信頼するとかしないとかではなく、敵は悪意を持って誤操作を誘引したり、危機感を煽ったりしてきますので、これは一方的なフィルターによって規制するのが好ましいです。

勉強の助けになるアプリの存在

娘の通っている塾の推奨する勉強アプリというのがいくつかあります。

英単語を学習するアプリなどですが、これまではそれらの利用が当然できませんでした。

それがないと学習できないわけじゃないだろと言っていたのですが、ゲーム感覚で英単語を覚えられるのであれば、それはそれで悪いことはありません。

実際にこれのおかげで語彙力が上がり、単語テストの成績が上がったのは事実です。

アプリの制限さえすれば、有効に機能するでしょう。

アプリの利用を制限

先ほども申した通り、アプリのダウンロードと利用は制限します。

勝手にダウンロードはできず、親の許可制とし、それぞれのアプリの利用時間も話し合いの上で決めます。

これによって好ましくないアプリはそもそもインストールすらできませんし、利用も制限できればそれほどスマホに依存することはないと考えました。

まとめると

  • ウェブやメールの規制によって犯罪に巻き込まれる可能性を極力排除
  • LINE監視によって子供の交友関係の把握と、いじめの未然防止
  • 使用アプリやウェブサービスの制限でSNS特有のトラブル回避
  • 1日の使用時間制限などで勉強時間の確保と依存防止
  • 早いうちからのネットリテラシー教育により、将来的なトラブルを防止できる

基本はこれらの方策です。

そして、これらを含んだスマホ利用契約書を娘と話し合いの上で結びました

LINEの監視は嫌がるかと思ったのですが、思いの外快諾し、「そんなやましいやり取りしないし、仮にするようだったら取り上げられても文句言えない」だそうです。
理解してくれてよかったです。

娘とのスマホ使用契約書の内容

さて、実際にはスマホ使用というより「貸与」の契約となります。

ではどのような契約内容なのかを要約して書いておきます。

  1. これはパパとママのスマホであり、娘に貸し出すということ
  2. 料金の支払いはパパとママがする
  3. パスワード類は全て申告すること
  4. これは電話だから、パパやママからの電話には、出られる状況では必ず出ること
  5. 学校には持って行ってはダメ。せっかく学校に行っているのだから、友達とは直接話すこと
  6. スマホの利用時間は平日○時から○時まで、休日は×時から×時まで。その他イレギュラーは随時対応。
  7. 食事中は絶対に使わない
  8. 水濡れや壊したなどのトラブルは自分のお小遣いで対応
  9. LINEなどでの発言には十分注意すること。いじめへの参加も認めません。
  10. 公共の場ではマナーモード、あるいは電源をオフにすること
  11. 写真や動画を撮影するのは構いません。しかしそれをメールに添付したりLINEなどに載せたりは十分に気をつけること。下手すると一生その写真や動画は誰かに見られ続けます。
  12. 家の中では自宅のリビングでのみ使用可能です。自分の部屋でも使用できません。
  13. ダウンロードできるアプリはリクエスト制で、パパとママが許可しない限りインストールできません。
  14. アプリの利用には、アプリごとに1日の利用時間などに制限があります。この制限は、あなたの生活態度や成績次第で緩和もされるし強化もされます。中学生らしい生活をしてください。
  15. もし以上の約束を守れなかった場合は、パパとママはあなたのスマホを取り上げます。その後に何が行けなかったのか、どうするべきかを話し合うこと。それによって解決できればまた戻しますし、解決できなければ取り上げたままです。
  16. 今後スマホを運用していく上で様々な問題が出てくるかもしれません。その為にもこの契約は半年毎に見直します。現実的でない約束は削除の可能性もあり、追加される約束もあるでしょう。その都度話し合いましょう。

以上が契約書の概要です。

これは娘と話し合って作り、これを守ることを約束した上での運用になります。

この契約が良いのかどうかはまだ解りません。

それは今後実証していくことになると思います。

そして何かある度に都度検証していくことでしょう。

私は子供がスマホを持つことに否定的ではありますが、頭から子供の主張を否定はしたくないです。

甘いのかもしれませんが、少しずつ大人になっていくということは、少しずつ私の手を離れていくことであり、私の主張ばかりが通らなくなっていくことだとも思っています。

世の中の進歩や常識の変化に伴い柔軟に対応していくことも大事だと思います。

一方で絶対にブレてはいけないものもあります。

どこにその線を引くかは難しく、賛否の分かれる箇所も多いです。

今後どのように今回の決断が影響するかは解りませんが、悪い方向に行かないでいてくれることを望むものです。

さて、次回はどの機種、キャリアを選ぶか?という問題に触れたいと思います。

中学生の娘に与えるスマホ機種とキャリア選び
イントロダクション 前回の記事でやや渋々ですが結局は娘にスマホを与えることにしました。 様々な約束事を話し合いの上で決め、運用ルールも決まりました。 それに関しては前回の記事を参照してください。...

今回の記事は長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

スマホを持たせた後のレポートの意義について※2017/06/09追記

この記事への問い合わせで、今後私の娘がスマホを持ってどうだったかのレポート記事が欲しいという案件をいただきました。
もちろんぜひ書かせていただく予定です。

ただ最初に申し上げておきたいのですが、私の家庭でのレポートはあくまで一事例です。

他のブログ執筆者の方々も同内容のレポートを挙げられていらっしゃる方も多くおり、その内容は私も娘のスマホ購入を検討するにあたり非常に参考にさせていただきました。
しかしそれには「こういうケースもあるんだな」程度にしております。

スマホを持って成績が下がった上がった、生活態度が良くなった悪くなった、様々な要素が書かれていますが、それはあくまで一事例だということ。

みなさんご理解されているとは思いますが、決して統計的に意味のあるものではないということです。

子供の成績が下がった上がったなどは、それがスマホに起因するのかしないのか解りません。
上がった子供は、もしかしたらたまたまスマホを持ったタイミングで勉強に目覚めたのかもしれません。
その子の性格などの個性によっても違ってきます。

他の要素を無視してスマホを与えたからとか、与えなかったからとかを議論しても全く無意味です。

あくまで一事例としてのレポートと捉えていただきたく思います。

子供がスマホを持つことによってどういう影響があるのかは、それなりの母集団による統計データを信じてください。
統計的データであれば、おおよその傾向が掴めます。
この記事でも提示させていただいたような調査データなど、それなりの規模で、かつデータ結果に作為的な意図が無いものを参考にされるのがよろしいかと考えております。

もちろん機種ごとの子供が使うことによる使い勝手や、キャリアの提供する子供向けサービスについては参考にしていただく価値はじゅうぶん高くなると思います。

大事なのは、ごく限られた一事例を取り上げて、共通かのように捉えないで頂きたいということです。

この先自分で書く記事を頭から信じるなというのもなんですし、大変おこがまいいことを申しましたが、なるべく公正にやっていきたいと思いますので、ご理解いただければ幸甚です。

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