ドラゴンクエスト

1986年

ドラゴンクエスト

メーカーエニックス
ジャンルRPG
発売日1986/5/15
定価5,500円
今やって面白いか(10点満点)3点
ドラゴンクエスト

ドラゴンクエスト

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操作方法

十字キー上下左右移動/カーソルの移動/タイトル画面で左右にてメッセージスピード選択
スタートゲームスタート
セレクトタイトル画面でモード選択
A決定/コマンドの表示/文字表示送り
Bキャンセル

どんなゲーム?

どんなゲームか書くのもバカバカしいくらい超絶有名で、ゲームにRPGブームを巻き起こしたウルトラ名作。

ファミコンにおけるコマンド式RPGの原点。それまでコンピューターRPGと言えばアメリカのパソコンゲームの「ダンジョン」を皮切りに、日本では「ウルティマ」や「ウィザードリィ」が主流だった。しかしまだまだパソコンゲームはメジャーではなかった時代のため、ファミコンで出た意義は大きい。このドラゴンクエストで初めてRPGに触れた人の方が多いだろう。
一方で、日本において「RPGとはこういうもの」という固定概念を定着させてしまった。

ストーリーは、竜王に連れ去られたローラ姫を救うために、勇者ロトの血を引く主人公が旅に出るというもの。

フィールドは2D見下ろし、戦闘はランダムエンカウントのコマンド&ターン式。
まさにThe Japanese RPGと言える仕様。仲間はおらず、基本はロンリー。

基本的な遊び方は今さら説明するまでもないので割愛するが、現在のゲームとは異なる部分があるので、ここではそこをピックアップする。

NPCと話す時は、「はなす」コマンドを選択し、さらに「きた」「ひがし」「にし」「みなみ」コマンドで話しかける方向を選択しなければならない。
宝箱を開けて中身を取り出すにも、宝箱の上にキャラを重ね、「とる」コマンドを選択しなければならない。
扉を開く場合も、「とびら」コマンドを選択しなければ開かない。
階段を昇り降りするにも「かいだん」コマンドを選択する必要がある。

このように何をするにも手間がかかるのが特徴だった。
今の時代ではボタン一つ押せば話すことも調べることも扉を開けることも可能であり、階段に至っては上に乗れば勝手に昇り降りしてくれる。
しかし当時はそのような比較するものもなかった為、この仕様でもみんなほぼ文句なくプレイしていた。

武器や防具は道具袋にストックできない。
基本的に新しい武器や防具を手に入れたら、前の装備と交換するかどうか。
店では強制的に古い装備が下取りされる。

セーブではなく、「ふっかつのじゅもん」。
バッテリーバックアップが搭載されていない時代なので、基本的にデータの保存は「ふっかつのじゅもん」というシステムを使う。要するにパスワードだ。
王様の所に行くと20文字の文字の羅列を伝えられ、それをメモする。
次回プレイ時にその文字を入力すると、前回終了した状態から再スタートできる。
文字をメモし間違えると悲惨なことになる。

さすがに今プレイするには辛いものがある。
先述の手間だったり、武器や防具がストックされないなど、最近のシステムや親切設計に慣れてしまうとイライラがマッハになる。
当時は途中から続けられる「ふっかつのじゅもん」には狂喜したが、間違えてメモるとそれまでの苦労が水の泡になるという絶望を教えてくれたものだ。

この作品は超名作ゆえに、様々なリメイク移植がなされているので、今プレイするならそちらをプレイした方が確実に良い。
個人的なオススメは、SFC版の「ドラゴンクエストⅠ&Ⅱ」。

みんなが夢中になった歴史的名作

実は私の周囲では最初はそれほど話題になっていなかった。
発売して半年近くも経った頃だろうか、にわかに面白いゲームがあるという噂が広まってきて、私の耳にも入った。
出どころは友達の兄ちゃん情報からだったと記憶している。さらに友達がクリアした後に借りてきてのプレイだったので、もしかすると世間の皆様よりも初プレイは遅かったと思う。

RPG自体が初めてのプレイだった(ハイドライドスペシャルをプレイしたのはドラクエを王令した後でした)ので、最初は勝手も分からず、扉を開くのに「とびら」コマンド使ったり、階段下りるだけで「かいだん」コマンドを使う煩わしさをちょっぴり感じつつプレイしていた。

最初の印象は「何が面白いんだこれ?」であった。

RPGのセオリーである、「最初は街の近くで弱い敵を狩ってレベルを上げる。お金が貯まってきたら良い装備に変えてちょっと遠出してみる」というものを知らなかったので、最初からほぼ丸腰に近い状態でガライの街の方まで突き進んでぶっ殺されたりしまくった。
その上「ふっかつのじゅもん」を定期的にメモするなんて細かいことをしない性格だったため、ほぼ毎回最初からやり直していた。

しかしさすがの私も学習してきて、「これ、街の近くで敵倒して、強くなってから遠くに行った方が良いんじゃね?」と、当たり前のことを世紀の大発見かのように見つけ、さらに「お金も貯めて装備を強くすればやられにくいんじゃね?」と、これまた当然のことをフェルマーの最終定理を解いたかのような気分で発見し、少しずつコツを掴んでいった。
しかも「光あれ!」でMPが回復することを発見した時は、「これ裏技じゃねーの!?」くらいの勢いだった。バカというのは本当に困ったものである。

地道に敵と戦って経験値を稼ぎレベルを上げ、薬草を買い込んで遠出したり洞窟に潜ったり。いつの間にかかなりどっぷりハマっていた。
もうあの時は自分が完全に勇者の気分になり、姫を助けるための大冒険に出ている気分だった。

そう、まさにロールプレイングをしていたと言える。
勇者というロールを、私がしっかりプレイングしていたのだ。もしかしたら後にも先にもここまでロールに没入したRPGはなかったかもしれない。やはり初めてというスパイスが強烈に効いていた。
きっと初めて食べたハンバーグや、初めて食べたピザも、ドラクエ1と同じように、最も美味しいハンバーグであり、最も美味しいピザであったに違いない。

とにかくこの今までのゲームにない新しい楽しさに私は心は完全に奪われたのだった。
朝学校に行ってはすでにクリアした友達に情報をもらい、行き詰まったら岩倉くんちに電話して相談し、世界の半分で心が揺らぎ、「ふっかつのじゅもん」を間違えてメモしては発狂して妹に八つ当たり……。
そしてようやっとクリアした時の感激は忘れない。
竜王を倒して城に戻る途中、これまで歩んできた苦難の道のりが思い出され、城に戻ったらいつもは2階で偉そうにしている王様が、わざわざ1階まで降りてきてくれていたわけだ。なんかもう、やり遂げた〜!って感じだった。

そしてプレイするのが人より遅かったのが幸いし、次回作は私がエンディングを迎えたちょっと後に発売されることになった。あんまり待たなくて済んでよかったよほんと。

裏技

俳諧パスワード

「ふっかつのじゅもん」で「ふるいけや かわずとびこむ みずのおと ばしや」と入力する。

最強パスワード

「ふっかつのじゅもん」で「ほりいゆう じえにつくすど らごくえす とだよ」と入力する。

竜王挑発パスワード

「ふっかつのじゅもん」で「りゆうおう おまえはもうし ぬわかつた かばか」 と入力する。

プロ野球選手パスワード

「ふっかつのじゅもん」で「くわたやま くらしのずかな かはたはら くろま」と入力する。

※画像引用元 :©️エニックス

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